私はこれまで、総合診療医として、急性期病院、療養病院、介護施設と、様々な場所で勤務して参りました。
そして、人生の終末期を過ごす方々と多く接する中で、「これで良いのだろうか」という違和感を持つことも、正直に申し上げまして多々ございました。
また、医療過疎地での勤務を通じて、地域医療の疲弊を感じ、その持続性にも強く課題を感じておりました。

そんな中、あるご縁から在宅医療に関わることとなりました。
当初は慣れないことばかりでしたが、住み慣れた場所で過ごし、そして最期を迎える方々と間近で関わらせて頂いてきました。
その方々のとても幸せそうなご様子は、私の価値観を大きく変えるものでした。在宅医療こそが、自分がそれまで感じていた課題を解決する手段であると確信したのです。
以後、私は「住み慣れた場所でずっと過ごしたいと願う人が、一人でも多くそれを実現できる社会を創る」ことを目標としています。

しかし、在宅療養を支えていくには医療者だけの力では全然足りません。そのため、私たちは色々な職種の方々との連携に力を入れて参りたいと考えております。
えん在宅医療クリニックの名称は、「ご縁・円満」といった意味はもちろんですが、「円陣」も由来のひとつです。
患者さんご本人、ご家族も含めて、関係者皆さまで円陣を組んでいきたいと思っております。

私たちのクリニックで、皆さまにとって幸せな人生のお手伝いができれば嬉しい限りです。
ぜひ、皆さまのお話を聞かせてください。

私はこれまで、神経内科、総合診療、教育の分野に携わって参りました。
これらの経験を活かして、生まれ育った地域の医療に貢献できますことを嬉しく思っております。
どんなことでも気軽に相談してください。